廃プラスチック有効利用率の内訳 実は・・・
日本政府が発表している廃プラスチックの年間総排出量は903万トン.
そのうち,有効利用されているのは775万トン(86%).
総排出量の86%もの廃プラスチックをリサイクルできていると考えると・・・
日本は結構すごいではないか!と思いますよね.
でも実際はそのうちの129万トンは中国などの海外に輸出.
524万トンは熱回収(プラスチックを燃やしたときにでる熱を回収)なんです.
つまり,回収したプラスチックが別の商品になるといったように私達が想像するような”リサイクル”はマテリアルリサイクル82万トンとケミカルリサイクル40万トン合わせて122万トンの14%しかない!
なんてこった.
あんなにいたるところで分別して捨てているのになぜなんでしょう・・・・
特に,日本の廃プラスチックが中国に輸出されていたことにもビックリです.
だけれどもその中国も2017年末に輸入を原則禁止にし,現状廃プラスチックの行き場所がない状況....
そもそも,きちんときれいに分別できていれば国内で別の商品にリサイクルできるだろうに,実際はペットボトルにたばこの吸い殻が入っていたり,食べ物や泥で汚れていたり,そもそも違う物質のものが混ざっていたりすると難しいのであろう.
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